とある不動産屋のひとりごと

物件探しのコツや不動産取引のトラブル防止法など、色々お役に立ちそうなものをアップしていきます!

物件を見学するときのポイント(中古一戸建て編②)

昨日に引き続いて中古一戸建てを見学するときのポイントをお伝えします。

前回、建物の中のチェックの仕方をご案内いたしましたが、売主が居住中の場合の質問内容、そして外観などのチェックについてご案内いたします。

 

売主様が居住中でいらっしゃる場合は、建物の中を見ている間に質問していただく事になると思います(あまり売りに出ている事を知られたくない売主さんも多いので外ではあまり話しません)。

売主様には、隣近所の方がどんな人が住んでいるのかや、環境面、周辺の生活施設の状況など、不明な点があれば聞いてどんどん聞いていただくことをお勧めします。

一言も交わさないで帰るよりも、少し会話があった方が、先々の交渉の際などの印象も変わると思いますので。

 

そして一通り売主様との会話も終わりましたら、「外回りも拝見してもいいですか?」と一声かけて外観を見て頂くことになると思います。

 

外観でのチェックポイントは、外壁・軒裏(屋根の裏)のヒビや塗装状態の確認、基礎部分のヒビ割れ、屋根にコケや変色部分が無いか等をチェックしていただく事をおすすめします。このような点は、雨漏りや建物の老朽化の原因に直結する内容ですので、しっかり見て頂くことをお勧めします。

また、建物を一周して、湿気っぽいところがあれば要注意です。木造住宅の場合は湿気は大敵ですし、生活していても湿気は嫌ですので、、、

そして最後に一戸建てや、土地をご検討する場合は、周辺の土地との高低差を見てください。水が集まりやすい谷地や窪地上になっている敷地ですと、雨の日は水が集まりやすくなります。排水がちゃんと出来る環境なのかしっかりご確認いただく必要がありますのでご注意ください。

次回は、案内後の周辺環境のチェックをお伝えします。