とある不動産屋のひとりごと

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中古マンションを検討する際のチェックポイントについて(管理編)

今日は、中古マンションを検討するに当たって見落としがちマンションの管理状況ついての注意点をあげていきたいと思います。

 

先日、中古マンションを見学する際のポイントについては、3回に分けてご案内いたしましたが(ご興味のある方は最後にリンクを付けておきますので是非ご覧ください)、管理状況は目に見えない分 見落としがちなのでご注意ください。

 

 「マンションは管理を買え」という人もいるくらい「管理」は重要です。築年数が経過していると管理状況の差がはっきりしてきますので、「目」でも気づきやすいのですが、築年数が新しいと見た目ではわかりずらいので注意が必要です。

 

これからご案内する内容は、管理会社が発行する「重要事項調査報告書」というもので確認が出来ますので、契約までに目を通されておくことをお勧めします。

 

・部屋の使用制限について(事務所使用(併用)をお考えの方や、住居に使用が限られていないと嫌という人は要注意です)

・ペットの飼育制限

・楽器等の使用制限

・管理費、修繕積立金などの値上げの予定

・定期的に修繕工事等が実施されているか(短い期間であれば2~3年周期のものもあります)

修繕積立金の総額が潤沢にあるか(マンションの規模によって必要な金額は変わりますが、マンションによっては築20年位のものでも全体で数百万円しかない物件等も見受けられます)

・管理組合で借入金がある場合、返済の目途が付くような借入なのか
(過去の修繕積立金の徴収が甘く、修繕積立金の値上がりが予想される等)

・大規模修繕の実施状況及び実施予定

大規模修繕工事(マンション全体に足場を組んで、全体を覆って外壁等の修繕も行うような大工事です)は、15年前後の周期で実施するケースが多いように思われますが、稀に、修繕積立金が少なすぎて後回しにしてしまっているマンションも見受けられます。そういうマンションをお勧め出来ないという話では無いのですが、マンションの修繕費を賄うために、修繕積立金を急ピッチで値上げしないといけないケースもあるみたいなので、資金面などに注意をしながらご判断いただく事をお勧めいたします。

 

マンションの管理会社から発行される重要事項調査報告書は、契約時に不動産会社から説明されるに重要事項説明書に添付される書類ではありますが、出来るだけ契約前に目を通すことが出来ると宜しいかと思います。

 

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