中古物件の売出価格の決め方について
現在のお住まいの売却を検討しないといけない時、
実際に広告等に掲載するための売出価格を決めることになるのですが、
当然ながら売出価格は
所有者である売主様が決めることになります。
売却時に参考になる統計が東京カンテイさんの発表され、スーモさんが記事にされていましたので取り上げさせて頂きます。
中古物件の売出開始までの流れをおおまかにご案内いたしますと次の通りです。
不動産会社に無料査定(売却相談)を依頼
↓
無料査定の結果を見て売却依頼をする不動産会社を確定
↓
売出価格を決めて売却活動の依頼の契約(媒介契約)を締結
↓
売出開始
というような流れで進みます。
この中で売却活動開始までに売主様が決めないといけない事は
『依頼する不動産会社』と
『売出価額』です。
『不動産会社の選び方』については改めてご案内させて頂きますが、本日は折角記事にもなっているので、『売出価格の決め方』についてご案内いたします。
中古物件の売出価格の決め方について
査定価格とは
不動産売却時の査定価格は通常、「取引事例比較法」という方法を用います。
簡単に言えば「物件の近くの似たような物件で『取引のあった物件』を探して、その物件と比較して価格を決める」方式です。
ですので、その『比較した物件』が偶然高く売れた物件であれば「高く」査定価格が出ますし、「いわくつき」の物件だったら「低く」査定価格が出ますので、「比較物件」の選定方法から査定者のセンスが求められます。
査定価額を見て、決まりどころを把握
まず、最初におすすめするのは、お住まいが
『いくら位で売れる可能性があるのか(査定価格)』
をしっかり把握することです。
この、『査定価格』は曲者で、不動産会社によっては、
売却活動の依頼が欲しいが為に査定価格を高く出す
ような業者もいます。
『査定価格』を把握するには、
単に数字を把握するのではなく、
査定価格の根拠も含めて
「この金額だったらたしかに売れそうだな」
という感覚を知ることが大事になります。
査定価格からの乖離率と成約に至るまでの期間の統計で推測して価額を決める。
ここで、今日発表された
『査定価格からの乖離率』と『成約期間』の統計が参考になります。
今回の統計は中古マンションに限定されていますが、土地や一戸建てでの売却時にあたっても大きくは差はないかと思われますので、参考にしていただけると思います。
下記の数値が統計の一部をピックアップしたものです。
売出価格と査定価格の差が3.0%の場合・・・1ヵ月程度で売却 シェア39.6%
売出価格と査定価格の差が5.1%の場合・・・2カ月程度で売却 シェア15.9%
売出価格と査定価格の差が6.8%の場合・・・3カ月程度で売却 シェア11.8%
という結果になりました。
この統計を見ると
3カ月以内に売却を希望される場合は
査定価格の7%アップ位からはじめてみる
お急ぎですぐにでも買い手をさがしている場合は
査定価格の3%アップ位からはじめてみる
また、査定価格より10%以上 上乗せして販売する場合はかなり長期化する傾向があることも確認出来ます。
この統計は本当に上手くできていて、実際に売却活動をしている感覚ともほぼ一致します。
おわりに
自分が売却活動の依頼を受ける場合は、
売却活動をお急ぎでない場合、査定金額の10%アップからはじめて頂くことをおすすめしています。
「探しているお客様の目にも止まりやすく、強気な金額と思われないギリギリの金額」という意味合いからです。
そもそも、
査定価格自体が参考価格ですので、
結論から言えばいくらで売れるかはわかりません。
売主様と買主様が合意して初めて価額が決まります。
そういう意味合いでは、少しでも強気に出して様子を見てみたい所ですね。
雑記
昨日・今日のニュースについて
眞子様のご婚約についてはとてもおめでたい話なのですが
北朝鮮の動向が本当に気になります。
早く小康状態になる事を祈るばかりですが、時間がかかりそうな状況ですね。
錦織君2回戦勝ちました!今日はデルポトロ戦ですね。過去1勝4敗ですが、昨日の試合のように出来れば、勝てる可能性は大いにあると思います!
手首が心配なので無理はしないで欲しいですね。
体重報告
昨夜の体重は63.8キロです。
今日はあまり食事は摂ってないのですが
仕事で外回りが無かった分、増えてしまった感じです。
今日も頑張ります!