とある不動産屋のひとりごと

物件探しのコツや不動産取引のトラブル防止法など、色々お役に立ちそうなものをアップしていきます!

物件を見学するときのポイント(中古一戸建て編①)

先日の中古マンションに引き続き、本日は中古の一戸建てを見学する際のポイントをご案内いたします。

通常ご案内の際は、最初に建物の中を見てから外観(庭先)の順で見学されると思いますので、順番に建物の中を見る際の注意点をご案内いたします。

ご自身が生活するに当たっての広さや、間取りの使いやすさなど、イメージしながら見て頂くのもとても大事ですが、つい見落としがちなのが、床と天井です。

床については、軋み(きしみ)やブカブカしている所がないか、また、歩いていると一部の所だけ下がっていないか(本棚やピアノ等の重量物を置いてある所だけ、床が傾いてしまっていることがあります)。本来なら、スリッパを履かないで歩いてみると分かりやすいのですが、そうもいかないかもしれませんので、注意して歩いてみてください。

特にキッチン回りや・洗面所・トイレの周辺は湿気も多く、シロアリの被害も多い場所です。しっかり歩いて(踏んで)確認してください。また、玄関ホール(私も一度取引で経験してます)にシロアリがいたこともありました。いずれにしても歩いている時に、足にも意識を持ってていただく事をお勧めします。

続いて天井です。これはお気づきの方も多いかと思いますが、雨漏りのチェックです。けっこう、不動産の営業マンでも査定の際には見落とす時もあります。壁も含めて天井の隅々を見渡してシミが無いか確認してみましょう。ご注意頂きたいのは、2階建て3階建てでも1階から雨漏りしていることもあります。各階の天井全てご確認いただく事をお勧めします。

最後に、可能であれば床下収納や点検口から床下と屋根裏を見ることが可能であれば見てみてください。床下の状態や屋根裏の雨漏りの状況も確認が出来ます。

もし、不具合や疑問点があるようでしたら、ご確認頂いて、不安点が解消された上で取引をするか決めていただく事をお勧めします。