マンションは管理を買え!?
「マンションは管理を買え」
なんていう人もいる位マンションについては管理が重要です。
実際は管理だけを買うものではないですが、それくらい重要であることも事実です。
今日はその内容についてご紹介いたします。
マンションは、室内については自分のタイミングでリフォームが出来ますが(原則、管理組合に申請が必要です) 、室内以外の共用部分の修繕を決めるタイミングは管理組合が決めます。
管理組合とは、マンションの所有者全員が作る組合です。
管理組合の方向性がそのままマンションの今後を左右してしまうのです。
管理会社の働きが悪いと管理会社を変更する管理組合も存在します。
新築マンションの場合、どのような人が住むかわからないので、管理組合がどういう組織になるのかはわかりませんが、中古マンションは管理状況が目で確認出来るというメリットがあります。
先日の中古マンション見学の際のチェックポイントと重複してしまいますが、
エントランス(マンションの入り口部分)や集合ポストなどの清掃状況や、エントランス周辺にある所有者向けの掲示板の内容等で管理状況がわかるチェックポイントです。
また、外壁や廊下・エレベーター等の劣化状況等も確認してみると管理状況が良くわかります。
管理が行き届いてない物件は自ずと共用部分が汚いものです。
ただし、築年数の新しい物件や大規模修繕工事(10~15年周期で行う。外壁修繕工事なども行う大がかりな工事)が行われている物件の場合は外観などでは分からない要素もたくさんあります。
そういう場合も含めて下記の内容のチェックが重要になりますので是非ご確認下さい。
・定期的に修繕工事等が実施されているか
(短い期間であれば2~3年周期のものもあります。)
・修繕積立金の総額が潤沢にあるか
(大規模修繕工事の際は〇千万円単位で費用がかかります。)
・管理組合で借入金がある場合、返済の目途が付くような借入なのか
(過去の修繕積立金の徴収が甘く、修繕積立金の値上がりが予想される等)
上記の内容は、全て管理会社が発行する「重要事項調査報告書」というもので確認が出来ますので、契約前までに目を通されておくことをお勧めします。
重要事項調査報告書には、「管理費、修繕積立金などの値上げの予定」や「住戸の使用制限(居住に限られているかどうかなど)」「ペットの飼育の可否」「楽器の使用の制限」なども記載されております。
重要事項調査報告書は、不動産会社が契約前に事前に取得している所も多いので、不動産会社にご依頼いただければ見ることが出来ます。
マンションを検討する時に、なかなか目では確認できない「管理」契約前に必ずご確認頂くことをおすすめします。