とある不動産屋のひとりごと

物件探しのコツや不動産取引のトラブル防止法など、色々お役に立ちそうなものをアップしていきます!

不動産の値引きについて

 家の購入をお客さんが決断する際、最終的に必ずと言っていいほど言われる言葉があります。

「この物件安くなりませんか?」

不動産の取引では必ずと言っていいほど値引きが出来るかどうかを聞かれます。

今日はその不動産の値引きについてご案内させていただきます。

不動産の値引きについて

 

売主様はどうやって価格を決めているのか?

不動産の価格設定は売主が不動産業者でも、個人の方でも、相場などを参考にしながら最終的には売主様の売り出したい金額で価格を決めております。

最初から値引きがある事を想定して価格設定をする売主さんもいらっしゃいますし、この金額だったら売ってもいいというギリギリの価格設定をされる売主さんもいらっしゃいます。

売主様が値段を下げようと思うときは?

売主様は当然ながら少しでも高く売りたいと思っております。

そんな中でも売主様が価格の見直しを考えるタイミングというのがありますので、その点を中心にご案内したいと思います。

個人の方が売主の場合

通常、売り出しを始めて一通りの売却手段をとった時に、不動産会社は売却価格の見直しを提案します。そのタイミングで売主様は売出価格を見直しするかどうかを考え始めます

具体的には、インターネットに登録した結果を見て、そして、新聞折り込みチラシを実施して1~2週間の案内の結果などをみた時がタイミングになりますので、最初の見直しのタイミングは、具体的な売却活動を実施しはじめて1か月程度が目途です。

新築一戸建ての場合

建物が完成するまでは、価格を見直すケースは少ないです。

建物が完成した時、交渉のチャンスがやってきます。

それは、売主が建築会社に建物の工事代金を支払う必要があるからです。

また、完成してから1年を経過すると『新築』の表記が出来なくなります。それまでには最低でも売りたいと思いますのでご参考にして頂ければと思います。

価格交渉を始める際はどう探るべきか?

「物件は気に入ったんですが価格交渉は出来ますか?」とストレートに聞いていいとおもいます。

その中で、全然下がらないと言われたとしても、

新築物件でも、「〇〇80万円」であれば、「〇〇50万円」になる可能性はあるかもしれません。

交渉してもらうようにお願いしてみましょう!

価格交渉をする時、営業マンは何を考えているのか?

価格交渉をする場合、買われる立場としては当然安く買いたいところですが、仲介業者は「契約がまとまる金額」を頭に描いてます。

希望の金額を伝えた時の担当の表情を読み取り「これじゃあ話は壊れちゃいます」という表情をしていればやりすぎかもしれません。そのあたりを探りながら交渉するといいと思います。

他にも検討しているお客様がいそうな場合

価格交渉をする場合、他の希望者がいる場合は、売主様に価格交渉するのは難しくなってきます。ですが、交渉に関しては躊躇する必要はありません。

この場合、躊躇なく買いたい金額で申込をして頂くことをお勧めします。不動産取引は申し込みの意思表示を早くした方が交渉権を得られるというケースが多いので、意思が固まった時点で希望の金額で申し込みをし、後から他のお客様に買い上げられた場合は、その時にその金額で買うかどうかを考えればいいと思います。

ただし、最初に申し込んだとしても交渉権が抑えられているかは必ずご確認ください。売主様によっては、申込順という考えを持たずに契約日を優先と考える人もいます。

申込から契約までの間は契約の印を押すまで神経をとがらせてください。

まとめ

気に入った物件があって、交渉から契約に至るまでの間は、購入される買主様も仲介業者も一番交渉力が試されている時です。

直接、売主様の顔は見れないかもしれませんが、営業マンの顔をよく見れば下げられる金額も見えてくるかもしれません。

少しでもご希望条件に近く契約できる参考になればと思います。